公開日:2026年6月10日(更新日:2026年6月11日)

【重要】先発医薬品の窓口負担額が変わりました。よつば薬局での具体的なお支払い例

この記事の執筆・監修: よつば薬局 管理薬剤師 山本 雅祥(研修認定薬剤師 / 日本中医学会認定薬剤師)

いつもよつば薬局をご利用いただきありがとうございます。今回は、厚生労働省の制度改正にともなう「お薬の窓口負担に関する重要なお知らせ」のアップデートです。

医療費の適正化を目的としてスタートしている「長期収載品の選定療養」制度ですが、ジェネリック医薬品(後発医薬品)があるのにもかかわらず、患者様ご自身の希望で先発医薬品を選んだ場合、お薬代の一部を追加で自己負担するというルールが適用されています。

この度、制度の改定・見直しにともない、追加負担の計算ルールが変更となりました。「結局、自分の支払いはいくら増えるの?」という疑問にお答えするため、新しいルールに基づいた具体的な例を挙げて分かりやすく解説します。

1. 新しい制度(選定療養)の仕組みと負担割合

これまでは、先発品と後発品の差額の一部の負担に留まっていましたが、新しいルールでは負担割合が引き上げられ、以下のようになっています。

料金の変わり方:
「先発医薬品の価格」と「一番高いジェネリック医薬品の価格」の差額の2分の1(50%)相当分を、保険の割合(1割〜3割)とは関係なく、10割(全額自己負担)として通常の負担に上乗せしてお支払いいただくことになります。
※さらに、その追加負担分には消費税(10%)も加算されます。

2. よつば薬局での具体的なお支払い例

例えば、アレルギー性鼻炎(花粉症など)や耳鼻科領域で非常によく処方されるお薬を例にして、具体的にどれくらい窓口負担が変わるのかを新しい計算方法で見てみましょう。

例:先発医薬品(抗ヒスタミン薬など)を30日分処方された場合

仮に、先発品とジェネリックの1日分の差額が100円だったとします。

  • 30日分の総差額:100円 × 30日 = 3,000円
  • その2分の1(選定療養費):3,000円 ÷ 2 = 1,500円(※負担割合が50%になりました)
  • 消費税(10%):150円
  • 【合計の追加負担】= 1,650円

※いつものお薬代(保険負担分)に加えて、窓口で「1,650円」が多くかかるようになります。負担割合が従来の25%から50%へ増えたことで、先発品を希望された場合の自己負担額が以前よりも大きくなっています。

お薬の種類や処方される日数によって金額は変動しますが、長期的にお薬を飲む方にとっては、ジェネリック医薬品をお選びいただくメリットがさらに大きくなりました。

3. 公費負担(子ども医療・ひとり親・障がい者医療など)をお持ちの方へ

箕面市や近隣の自治体から「医療費助成(公費)」を受けており、普段の窓口負担が500円などの定額、あるいは無料になっている患者様も多くいらっしゃいます。

大変重要な点として、この追加負担(選定療養費)は、公費負担をお持ちの方であっても助成の対象外(全員一律で実費お支払い)となります。「公費があるから先発品のままで大丈夫」とはならなくなりますので、十分にご注意ください。

4. 追加の負担がかからないケース

すべてのケースで負担が増えるわけではありません。以下のような場合は、先発医薬品を調剤しても今まで通りの負担のままです。医師による指示だけでなく、薬局側の流通事情による場合も含まれます。

迷ったら、お気軽に薬剤師にご相談ください

「自分のお薬は対象になる?」「ジェネリックに変えたら具体的にいくら安くなる?」など、少しでも気になることがあれば、お薬手帳をお手元にご用意の上、いつでもよつば薬局の薬剤師にご相談ください。患者様のお体と家計の双方にとって、最も安心できる選択を私(山本)たち薬剤師が一緒に考えてまいります。

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